羽毛布団
羽毛布団の見方
羽毛×構造×生地
合繊や木綿、羊毛など様々な素材が多くあります。
その中でなぜ羽毛布団が心地いいのか、
それを知ることで羽毛布団選びが変わります。
肝心なのは下記の3つ。
羽毛の品質 / 羽毛布団の構造 / 生地の素材
これで掛け心地、ひいてはお値段も決まってきます。
上記の3点がなぜ大切になるかを理解する前に、
「どうして羽毛布団は温かくなるのか」が、まず必要になります。
なぜ羽毛布団は温かくなるのか?
![](http://futon-takao.com/wp-content/uploads/work_05.jpg)
羽毛布団が温かくなる原理。
それは羽毛が温かい空気を溜め込んでくれるからです。
羽毛布団に含まれる羽毛の多くはダウンボールと呼ばれます。
ダウンボールはタンポポの綿毛のようにふわふわとした構造のため、
ふっくらと膨らみます。
そしてその中に温かな空気が蓄えられるわけです。
羽毛の種類について
![](http://futon-takao.com/wp-content/uploads/Article_Duvet_009_03-1024x683.jpg)
羽毛布団に使われる羽毛は大きく3種類。
ダック(アヒル)、グース(ガチョウ)、マザーグース(ガチョウの親鳥)です。
ダウンボール は水鳥の体の大きさに比例します。
そのためマザーグースのダウンボールは大きく、
ダックのダウンボールは小さくなるわけです。
ダウンボールが大きくなれば何がいいのか?
ダウンボールが大きいと様々なメリットがあります。
保温性
大きいダウンボールほどより多くの空気を蓄えることができます。
そのため心地よい保温性が実現します。
耐久性
ダウンボールにも経年劣化はあります。
お使いの羽毛布団もかさが減ってきた…
そんなことはありませんか?
羽毛の経年劣化、それはダウンボールの
毛先が徐々に切れてきます。
初めから大きいダウンボールであればより長く、
お使いいただけます。
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掛け心地
羽毛布団は人に吸い付くようにフィットする特徴があります。
この特徴はダウンボールが大きくなればなるほど
より吸い付くようになります。
また羽毛の膨らむ力もより大きくなるため、
布団の側生地を持ち上げ、
体感ではより軽く感じるようになります。
![](https://www.futon-takao.com/wp-content/uploads/HANARE_Art-Direction_Web_01-2-1024x853.jpg)
続いて羽毛布団の内部構造についてです。
羽毛布団へのこだわりは
キルティングで決まる
羽毛布団は今や寝具専門店に限らず、
スーパーやホームセンター、家電量販店など
様々な場所で購入できます。
多様な販路があるなか、
寝具専門店だからこそのこだわりはキルティングにでる
とわたし達は考えます。
キルティングはひとことで言えば布団の構造です。
多様なキルティングのごく一例をご説明します。
![完全立体キルティング](https://www.futon-takao.com/wp-content/uploads/完全立体キルティング-1024x853.jpg)
羽毛布団を毎年使用していると生じるのが羽毛の偏り。
原因は羽毛布団のマス目のすき間をかいくぐり
羽毛が移動するからです。
完全立体キルティングでは羽毛の移動を防ぎ、
マス目ひとつひとつがきちんと仕切られています。
![スーパーボディラインキルティング](https://www.futon-takao.com/wp-content/uploads/スーパーボディラインキルティング-1024x853.jpg)
通常の羽毛布団のキルティングでは直線的な格子状のマス目です。
スーパーボディラインキルティングでは文字通り、
ボディラインを描いています。
しかしボディラインキルトでは身体の柔らかな曲線に
合わせてゆるやかに描いています。
曲線によって、よりフィット感を高めています。
![](https://www.futon-takao.com/wp-content/uploads/image_02-1024x683.jpg)
![トリプルフェイスキルティング](https://www.futon-takao.com/wp-content/uploads/トリプルフェイスキルティング-1024x853.jpg)
羽毛布団を3枚重ねたような特殊構造、
トリプルフェイスキルティング。
特徴はそれぞれの層にあります。
まずは上層と下層。
羽毛布団のマス目の位置はどうしても羽毛が少なくなり、
保温性にムラが生じます。
トリプルフェイスキルティングでは
上層と下層の羽毛布団のマス目がずれているため、
羽毛が薄いという箇所がなく、高い保温性を発揮します。
また、中層は縦3列の仕切りのみにし、
必要に応じて保温性を高めたいところに
羽毛を動かせるような構造になっています。
上記でご案内したキルティングはごく一部です。
日々お使いいただく羽毛布団。
だからこそお客様に合わせてご提案できるよう
様々な選択肢をご用意しております。
カバーをかけるからこだわらない?
いや生地も大切なんです。
![](https://www.futon-takao.com/wp-content/uploads/Article_Duvet_007_01-1.jpg)
続いては側生地についてです。
実はいちばん関心が少ないのは
側生地の素材です。聞いてみると、
「掛布団カバーをかけるから気にしない」とのこと。
生地の素材が大切と声を大にして言いたい、そんな理由は2つです。
身体に心地よく沿うか、側生地の素材で決まる。
いかに快適なキルトを選べども、
包み込むような寝心地には柔らかな生地が不可欠です。
身体に沿うには、上質な掛布団カバーを使っても、
やはりとなる布団の側生地の柔らかさはとても大切です。
蒸れにくい布団か、側生地の素材で決まる。
ポリエステルはとても軽量素材。
なのでダウンの膨らみを活かすとなれば
ポリエステル100%が良いように思えます。
しかしポリエステルは吸湿性が乏しいです。
そのためポリエステルのみを使用した場合、
布団内部に湿気がこもりやすく、
冬であっても寝苦しくなります。
ポリエステル以外にも、素材はさまざまあります。
それぞれの素材に特徴があり、大切な要素です。
羽毛布団は羽毛×構造×生地で決まります。
ふとんのタカオでは種類様々にご用意しております。
ぜひ店頭にてお試しください。
![](https://www.futon-takao.com/wp-content/uploads/apointment-1024x397.jpg)